ご挨拶

当機構は、人の主要なコミュニケーション手段である音声言語の発音・発話における様々な課題の調査研究を行い、外国語・母国語を含む言語習得やリハビリテーション支援のための教材開発やアプリ開発とそれらの提供を目的として設立されました。

2020年7月にスタートした、国立大学法人熊本大学工学部と英語発音矯正専門スクール((株)アイルビーザワン)との共同研究が法人設立の背景にあります。この共同研究は、熊本大学(音声言語インタフェース研究室)で開発された音声分析・画像化手法による障碍者発話支援アプリを英語発音矯正や日本語発話教育への応用を目的として実施してきました。また、鹿児島大学病院の協力を経て、構音障害者の発話リハビリへの応用の可能性も広がり、提供可能なスマホアプリや動画教材(アヒル体操)などの教育サービス提供への道も開けたことから、2022年4月に「一般社団法人 言語教育開発機構」の設立に至りました。今後は、音声言語に関する教育・娯楽並びに医療・福祉の分野において、独自の音声処理技術を駆使したスマホアプリやPCアプリの汎用化や発声矯正動画の多様化、並びに言語能力評価手法の開発など、様々な言語教育分野において貢献していく所存です。


今後とも、ぜひともよろしくお願い申し上げます。

代表理事 上田 裕市 (熊本大学名誉教授)